骨粗鬆症と更年期障害|更年期障害 症状と対処法

骨粗鬆症と更年期障害

加齢によって骨粗しょう症になる場合も考えられますが、単純に高齢者だからなるという病気ではありません。女性であれば、閉経した後にくる更年期障害によくある症状でもあるのです。骨粗しょう症は、骨の中身がスポンジ状になってしまうことで、こういった状態にある骨はちょっとしたことで骨折してしまったりします。
この頃では更年期障害による骨粗しょう症が深刻化しています。骨粗しょう症は自覚症状があまりない病気ですので、ひどい腰痛になったり骨折したりしてから初めて気づくという人も多くいらっしゃるようです。そうなってから治療しても遅いですので、女性の場合は更年期障害による骨粗しょう症対策が必要になってきます。更年期になる前から予防をしっかりしていきましょう。
ではどうして更年期障害の頃に骨粗しょう症になりやすいのでしょう。男性は元来女性ホルモンが少なく、骨が減りにくいので骨粗しょう症になりにくいとされています。女性の場合、閉経する50歳ごろから女性ホルモン中のエストロゲンの分泌が一気に減少します。骨が溶け出る量を調整する役目を持つのがこのエストロゲンです。それが減ることによって骨量が減少するのです。
また、骨を形成するのに役立っているカルシウムの増減も大きく骨粗しょう症に関わっています。体内のカルシウムの蓄積量は20歳頃にピークを迎え、それ以降は加齢とともに自然と減少します。注意が必要なのは食事制限によるダイエットです。20歳頃の女性は外見を気にするあまり過度なダイエットをすることが多いため、カルシウムの貯蓄量が少なくなりがちです。
それに加えてカルシウムは出産時にも大量に減少します。そして更年期にホルモンバランスが崩れ一気に骨粗しょう症が発症してしまうことも多いのです。いったん体内からカルシウムが失われると、加齢とともに補給しにくくなりますので、若い頃から栄養のバランスが取れた食事をとるように心がけなければなりません。
骨粗しょう症は骨折に限らず、骨性の痛みや骨の変形などを伴い、普段の生活に支障がでます。骨折が原因になって寝たきりになってしまう高齢者もいますので、気をつけましょう。更年期障害で骨粗しょう症にならないように日ごろからライフスタイルに気を配りましょう。

 

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